技術部分析課は、測定課が採取したサンプルや、営業部がお客さまから預かってきたサンプルを、機器を使って分析をしています。普段は分析機器に囲まれて仕事をしていますが、休日は自然を満喫する人が多い部署です。
Job
弊社のメインの部署です。同じ部署の測定課が採取してきたサンプルの分析を行うだけでなく、企業様から依頼され、製品に含まれる化学物質の分析もおこなっています。RoHS指令（EU域内において、有害な化学物質の使用を禁止する指令）により、制限される１０種類の化学物質などを分析し、評価しています。
親しみのある分析として温泉成分の分析があげられます。温泉法に基づき湧き出た地下水を判定し、分析書の発行を行います。
また一番多い検体は水道水や工場排水の分析になります。
安全性のほかに美味しい水の解析や、その水が使われている設備を劣化させる傾向にあるのか？又はその逆の性質を持っているのか？また残留農薬の分析や細菌の種類の同定や計測なども多く行っており、どうしてこの様なデータが得られたのか？など検討する事が多く、自分たちの技術と知見が実際の課題解決に結び付く業務です。
Instruments
科学技術開発センターで使用している分析器の一部を紹介します。
PCR分析器
（ポリメラーゼ連鎖反応装置）
特定のDNA配列を増幅させる装置です。当社では一度に100体の検体を分析することができます。
金属類分析装置
自動分析装置
Who This Job Is For
普段ラボにこもって仕事をしていても、やはり環境に興味があってこの仕事を選んだ人たちです。休日には野山で草木の写真を撮ったり、個人的な興味から昆虫調査をしている人が在籍しています。
自然環境にかかわる仕事でありながら、分析機器を使用しデータを分析する理系的な知識やスキルを活かすことのできる仕事です。自然を守りたいという想いと、分析機器を扱う理系スキルの両方を活かしたい人に向いています。
「細かい所まで気になるのが僕の悪い癖」は某刑事ドラマのセリフですが、「CSI:科学捜査班」や「科捜研の女」などにも自分を重ねてしまう人 。別に神経質というわけではないんです。ただ、細かいところが気になって、確かめて、納得したいんです。
Team Member
塚田さん
主に水質分析を担当しています。大学では化学を勉強し、当時から化学を仕事にしたいと思っていました。無機化学、有機化学どちらも勉強を進めるにつれ楽しいと思いました。それらの多くを生かせており、特にPFAS分析や金属分析は学んだ事の復習も兼ねています。現在は、応用編でスピード感や正確性を求められ、そのニーズに答えるべく日々実践中です。また分析課の方々は同じ分析だけを担当せず、様々な分析を習得して課全体で協力して業務を行っているため、新しい分野の経験や勉強ができます。
実は、自分は新しいことを思いつくのが苦手だと分析しています。どちらかというと、データから読み取るほうが性にあっていると思っています。
分析課の方は、皆さん数値を扱う為に集中して黙々と仕事をされていることが多いように見えます。そんな時でも分からないことを相談すると、皆さんちゃんと話しを聞いてくださり、丁寧に教えてくださいます。積極的に話しかける方ではない自分でも、安心して業務を行うことができています。
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